2022年2月4日は立春。
立春(りっしゅん)とは、二十四節気において春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。
日本において2月初旬は1年で最も寒い時期ですが、
それでも「立春」を過ぎると徐々に日の長さを体感する時期に入っていきます。
春の訪れが感じられる季節は嬉しい反面、
この時期になると「肌荒れ」に悩まされるという人も多いのではないでしょうか。
某化粧品会社の調べによると、20~30代の働く女性の約6割(64.3%)が、2~4月の時期に「肌質の変化(肌荒れなど)を経験したことがある」と回答しています。
これは「季節性敏感肌」といい、
季節の変わり目になると、花粉やほこり、カビ、ハウスダスト、PM2.5 などの季節的なアレルゲンが原因となり、肌に付着して炎症を起こすことで発生します。
普段は何ともないのに、毎年決まった時期に肌状態が不安定になる。
肌の乾燥によるかさつきや赤み、
かゆみ、ピリピリ・チクチクとした刺激を感じる
といった不快な症状が現れるのが特徴です。
自分の肌が当てはまるかどうか下のチェックリストで確認してみましょう。
● ある特定の時期に肌に赤みがでる
● 花粉症である
● 頬や目のまわりにかさつきがでる
● 外出が多い
● 睡眠が不足しがち
● 紫外線に弱い
● ストレスが溜まりやすい
いかがでしたか?
当てはまる数が多いほど、季節性敏感肌の可能性が高いということになります。
しかも、季節性アレルゲンによる敏感肌の特徴として、
一度調子が悪くなると、なかなか元の健康的な肌に戻りません。
肌荒れを放置しておくと、どんどん肌は敏感になり、
肌を守るバリア機能は弱まって、外的刺激がさらに肌に侵入しやすい状態を作ってしまいます。
しかも、コロナウィルスによって私たちの生活にマスクが欠かせなくなり、
マスクによる刺激もプラスされ肌荒れが起きやすい状態になっています。
肌が敏感になっている時期は、できるだけ肌に刺激を与えないことが大切です。
スキンケアのポイントは、
●花粉や汚れをきちんと落とす
花粉によって肌荒れを起こしている場合は、花粉対策をしましょう。
帰宅後はクレンジングや洗顔で汚れをしっかり落としたり
シャワーを浴びるなどで花粉を洗い流すのも効果的です。
●刺激の少ないスキンケアアイテムを使う
スキンケア用品は毎日使うものです。ノンアルコールなど低刺激のスキンケアアイテムを使うことがオススメです。
化粧水と乳液、クリームを使ってしっかり保湿は行いましょう。
特に、クリームは肌から水分が逃げるのを抑えるだけではなく、
外からの肌への刺激を防ぐ役割も果たすため、使用したほうがいいでしょう。
ベタつきが気になる方は、軽い使用感のものを選びましょう。
肌に対しては、優しく強くこすりすぎないことが必要です。
そして、年間を通じて紫外線対策は必須といえます。
他にも、すこやかな肌を保つためには、ストレスをためない工夫や
しっかり睡眠をとるなど、肌を修復したり再生を促すようにしましょう。
少しずつ暖かくなって本格的な春を迎える前に、
毎日のスキンケアや生活習慣を見直すことで、なるべく影響を受けないようにしていきたいですね。