こんにちは
今日は脳疲労についてちょっと難しいお話をしたいと思います。
興味のある方は最後まで読んで下さい。
そもそも「脳疲労」という言葉はいつから使われるようになったのか?
少なくとも私が若い頃はそんな言葉なかったように思います。
脳疲労とは、日本で生まれた言葉です。
九州大学の名誉教授である医学博士・藤野武彦先生により
九州大学健康科学センターが開設されたのを契機に、「健康科学」という新しいサイエンスに挑戦し
その成果の1つとして1991年「脳疲労」の概念が提唱されました。
では、
「脳疲労」が起こる原因についてもう少し詳しくお話したいと思います。
脳の中でも大脳は最も重要で、脳の全重量の約8割を占めており
他の動物に比べ特に発達している部分です。
いわゆる「人間らしさ」と言われるものは、この大脳の働きが大きく関係しています。
大脳の中にある
大脳新皮質は五感から入ってくる情報を認識・知覚し、
整理した情報に応じた運動を身体に命じたり、
予想、計算、推理など、知性を司る役割を担っています。
そして、
大脳旧皮質は生存の欲求に関わる部位を指します。
人間が生きていくための欲求(睡眠欲・食欲・排泄欲)や、
種族保存の欲求(性欲)など、いわゆる本能を司っています。
この「知性の脳」と「本能の脳」が
上手くバランスをとりながら働いているのが自然な脳の状態です。
しかし現代人の生活は、子どもであれ大人であれ
人間関係や学業・仕事などあらゆる場面でさまざまな情報(ストレス)をうけ
我慢や不安などによりバランスを崩してしまいます。
大脳がバランスを崩すと脳幹のプログラムが破綻しはじめ
身体に適切な指令が出せなくなります。
この状態が続くと、
身体の多くの部分が不調をきたすようになります。
このような脳の状態を「脳疲労」と言います。
では「脳疲労の状態って?」てどのような状態なのか一度チェックしてみて下さい。
・理由もなくイライラする
・理由もなく不安になる
・考えがまとまらない
・やる気がおきない
・思い当たることがないのに疲労感が続く
・眠れない
・夜中や明け方目が覚める
・食事がおいしく感じられない
・濃い味じゃないと満足できない
・過食
・便秘
いかがでしたか?
思い当たる項目はありましたか?
1つでも「その状態が継続している」なら、あなたも脳疲労の可能性があります。
そして、その不調は脳疲労だけでなく
大きな病気に発展していく可能性を秘めていると考えて下さい。
少しでも早く改善に向けた生活習慣を見直していきたいものですね。
一人では「とてもじゃない難しい」「できない」と言われる方はいつでもご相談下さい。
harufuaは、みなさまの健康で楽しい毎日をいつも応援していきます。
最後まで読んで下さってありがとうございました。